2010年5月15日(土)、(日)
慰安旅行ツーIN塩原温泉

目的地 塩原温泉
ルート
1日目 :  国道122号 → 東北自動車道(浦和〜西那須野塩原)→ 国道400号 →「塩原温泉」(175km)
2日目 :  国道400号 → 県道30号 → 東北自動車道(矢板〜浦和)→ 国道122号 (172km)
走行距離 347km

ツーリングに最高の季節が訪れている。関東地方では週末の好天が続いていて、先週の土日はメッシュジャケットで充分な陽気だった。予報によればこの週末も好天ということで、兄のハーレー仲間の人たちとマスツーリングだ。俺としてはハーレーのグループに国産ネイキッドは如何なものかと思ったりもしたが、聞けばハーレーからBMWに乗り換えた人や、ZZRで参加する人もいるらしい。
という訳でちょっと安心し、初参加させてもらうことにしたのだ。


ゆっくり起きて、のんびり支度をした。ツーリングの待ち合わせは、東北道の蓮田SAに10時。浦和インターまで下で行っても、1時間で到着できるので時間に余裕があるのだ。
とは言え2時間前には準備が整い、やることがないので出発。コンビニで朝食を食べたりしながら、のんびりと待ち合わせ場所に向かった。

浦和インターから東北自動車道にのり、少し進むと早くも渋滞。久喜の辺りで車線規制を行っている影響らしい。

渋滞の中大混雑の蓮田SAに到着。
本日ご一緒するメンバーは、兄夫婦以外初対面だ。待ち合わせ場所で他のメンバーとお互いに、「この人かなー」と微妙な雰囲気になるのを避ける為、兄夫婦より後の到着を目指したのだが、兄夫婦はまだ到着していない。しかし俺の心配は杞憂に終わった。それと言うのも、バイク置き場に入りきらないバイクが沢山通路の端に停まっていて、付近はライダーでごった返していたからだ。微妙な空気が流れるほど、繊細な雰囲気ではないのだ。

やがて兄夫婦が到着。本日初対面のメンバーと無事合流し、挨拶を交わしたのだった。本日のメンバーはエボに乗っているおやじさん、同じくエボ乗りのWさん、ハーレーからBMWに乗り換えたというKさん、兄夫婦、そして俺の6人と、塩原の宿で合流予定のZZR1400乗りのOさんで総勢7人だ。

暫く喋って渋滞の中を出発。渋滞を抜けるまではバラバラに走ることにして、佐野SAで再び合流する運びとなった。

電光掲示板に書いてあった通り、久喜の辺りで故障か何かの車が停まっていて車線規制されていた。そこを超えると一機に渋滞は解消し、スムーズに走って佐野SAに到着。すぐに全員が集合した。我々が休憩していると、渋滞中に路肩走行で覆面に捕まったハーレー乗りの若者二人がSAに入って来た。渋滞中の高速道路をバイクで走行する場合、車線と車線の間をすり抜ける分には黙認されるが、路肩側を通行すると捕まってしまうのだ。

佐野SAの先は快調。もう一度上河内SAで休憩して、西那須野・塩原インターで高速を降りた。
WさんとKさんはETCの料金所を通過。俺はおやじさんと兄夫婦に続いて一般の料金所の最後尾にならんだ。順番待ちの間に手袋をはずして、ウェストバッグに突っ込んだ。チケットと料金は、予め取り出し易い場所に用意してある。準備万端、さすがは俺だ。やがて俺の番になり俺はゼファーを進めた。チケットと料金をおじさんに渡しておつりを受け取り、ウエストバッグのポケットに押し込んだ。

俺は颯爽と料金所を通過し、先で停まって待っている皆さんの後ろに停めた。そして手袋を装着するため、ウェストバッグのジッパーを開けた。しかし、先頭の兄は俺が後ろに停車したのを確認すると無情にも発進した。無理もない。俺が手袋をはずしたことなど知る由もないのだから。続いてねーさん、Wさん、Kさん、おやじさんが次々に発進。俺は一瞬どうしようか考えたが、しかたなくウェストバッグのジッパーを閉じた。そして発進。こういうときに限って信号に捕まらず、俺は両手が冷たいのを我慢して走ったのだった。(どうでもいいよ)

国道400号を走り、一度も信号で停まることなく昼食予定地「蕎心庵(きょうしんあん)」に到着。ああ、手がちべたかった・・・

蕎心庵の営業時間は11時30分〜14時まで。我々が到着した時間は13時30分位だったが、残念ながら蕎麦は売り切れていた。しょうがないから、うどんを食べた。
麺にこしがあって汁も美味しかったが、てんぷらうどん1,400円はちょっとお高いのではないか・・・

引き続き国道400号を走る。道の駅「湯の香塩原」酒のつまみを購入。少し走ると、すぐに塩原温泉郷だ。

午後15時ジャスト。
出発から175km走って本日の宿泊地、「ホテル塩原ガーデン」に到着だ。

チェックインして部屋に入るやいなや、みなさんは早速酒盛りを開始した・・・・

俺はとりあえず風呂だ。ジーンズと革ジャンを脱いで部屋着に着替え、ホテル一階の大浴場に向かったのだった。

「ホテル塩原ガーデン」の温泉は、内風呂は循環式で露天風呂は源泉かけ流し。三つの源泉(塩釜右岸、刈子の湯、鹿又2号)を使用しているらしく、湯船によって温度が違う。泉質は含ホウ酸食塩泉・塩化物泉・弱食塩泉で、胃腸病、リウマチ、婦人病などに効果があるらしい。

俺は自販機で缶ビールを買って部屋に戻り、酒盛りに参加した。

酒を飲んだり、もう一回風呂に入ったりしてたら夕食の時間となった。おやじさんの乾杯で宴会開始。既に酔っ払っていたので、食事の内容はほとんど覚えていない。しゃぶしゃぶとか、チャンチャン焼きを食べたような・・・・

このグループは、おやじさんを中心にいろいろな人がいろいろな繋がりで集まり、グループのツーリングが既に9年続いていると言う。
エボ乗りの親父さんは63歳、同じくエボ乗りのWさんは61歳。お二人ともバリバリの現役ライダーだ。おやじさんのエボはエイプハンガーの高さが絶妙で、走っている姿がすごーくかっこいい。

BMWに乗っているKさんは元々ハーレー乗りだったのだが、中国の窃盗団にハーレーを盗まれてBMWに乗り換えたという悲しい過去の持ち主だ。被害届を出し、コンテナ(トラック?)に積み込まれた状態で発見されたときにはフレームとエンジンだけになっていたらしい・・・いやー、本当にあるんだなー、って感じだ。

ZZR乗りのOさんは俺と同じく初参加。奥さんもバイク乗りで、エストレアに乗っているらしい。

同じ趣味を持った人たちが集まり、温泉に入って宴会。こういうのもいいものだ。バイクの話や音楽の話をしながら飲み且つ食い、楽しい一時を過ごしたのだった。

5月16日、日曜日。
5時に起きて入浴。男湯と女湯が昨日と入れ替わっていた。今日の男湯はちょっとしょぼい。

朝食まで時間があるので、宿の周りを散歩した。指湯というのがあり、意味分からんとか思いつつ指を浸けてみた。意外と気持ちいいのでびっくりだ。

七つ岩吊橋を渡って遊歩道を歩き、ぐるっと回って宿に帰った。なかなかどうして、朝飯前にちょうどいいお散歩コースだ。

バイキングの朝食を食べて撤収開始。

ZZRの写真を撮らせてもらった。OさんのZZRは06年の北米仕様。北米仕様のZZRはカウリングにNinjaと書かれている。激しくかっこいい。今やカワサキ乗りの俺としては、我がカワサキのフラッグシップを、羨望の目で眺めたのだった。

9時頃出発の準備が整い、記念の集合写真を撮って出発した。

国道400号の渓谷沿いのワインディングをのんびり走り、道の駅「湯の香塩原」の先で俺は右折ラインに入った。県道30号で矢板まで行き、国道4号に出る予定だ。他のみなさんは400号を直進して国道294号で帰るので直進車線。信号が青になり、直進する皆さんに手を振った。「お世話になりましたー」

と思ったけど、なんとなく高速道路で帰りたくなり、矢板インターから東北道に乗った。

ガラガラの東北道を快適に走り、羽生PAで休憩。掻き揚げうどんを食べようかと思ったが、まだお腹がすいてないので、トイレを済ませて出発。

まったく混雑することなく浦和インターで高速を降り、国道122号で足立区に入った。

午前11時35分。今朝塩原温泉を出発してから172km、昨日の朝我が家を出発してから347km走って無事に帰宅したのであった。


とっても楽しい慰安旅行・・・・じゃなくてツーリングであった。温泉も良かったし、料理も美味しかったし(多分)、道中も無事でなにより。

おやじさん、Wさん、Kさん、Oさん、兄貴、ねーさん。お世話になりました。またお願いします。
いやー、バイクって、ほんといいですね!


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