2009年12月13日(日)
朝風呂、山中湖ツーリング

目的地 山中湖、紅富士の湯
ルート 行き : 国道20号 → 都道20号 → 国道16号 → 国道413号 → 県道729号 → 国道138号
帰り : 国道138号 → 中央道(河口湖 〜 高井戸)→ 国道20号
走行距離 246km

12月も中盤だ。季節は紛れもなく冬に差し掛かっていて、ツーリングにおいてはもはや、凍結の心配をし始める頃合となった。俺の場合、早朝に出発することが多いので凍結にはナーバスなのだ。で、今の内に、寒さが本格的になる前に行っておくことにした。

目的地は「山中湖温泉 紅富士の湯」。
以前から気になっていた日帰り温泉施設だ。12月から3月の土・日・祝は朝6時から営業しているらしいので、早朝に出発して道志みちをブィーンと走り、「うぇ゛ーーー」と温泉に浸かって、中央高速でとっとと帰ってくるつもりだ。


4時起床。
本日の装備は、ユニクロのエアテックパンツの上にオーバーパンツを履き、ユニクロのTシャツ(ヒートテックではない)、ユニクロのマイクロフリースシャツ、ユニクロのプレミアムダウンウルトラライトジャケットの上にJa-CREWのウィンタージャケットを羽織った。こうして書いてみて気付いた。アウター以外全てユニクロだ。
Ja-CREWのウィンタージャケットは、去年楽天で4,600円で購入した。値段の割には暖かいし、ゆったりしていて中に着込めるのでお気に入りだ。実際、NAPSで2万数千円で買ったライディングジャケットより暖かい。

そんなこんなで支度が整い、俺は久しぶりにフルフェイスのヘルメットつけて5時10分に我が家を出発した。環七から国道20号を右折して八王子方面に進んだのだった。

国道20号から国立・府中インターの手前で都道20号、国道16号を走って国道413号に入った。明るくなってくると、空が一面の雲に覆われていることが分かった。予報では朝は晴れで、午後から曇りのはずなのに・・・

今日が暖かいのか、ウェアの関係か、まーったく寒くない。がらがらにすいている環七、国道20号を日が昇る前にガンガン走ったというのにだ。ユニクロのプレミアムダウンウルトラライトジャケットは今回初めてツーリングで使用してみた。ユニクロの安物ダウンでも、風を通さないアウターの下に着込めば威力を発揮するという知見を俺は得た。見た目的には相撲コントの着ぐるみのようになるわけだが、そこは割り切りが必要。背に腹は変えられないというものだ。

津久井湖を超え、道志みちを走る。時間が早いのですいているかと思いきや、意外とたくさん車が走っている。俺は車の流れに乗って、のんびりと進んだ。神奈川県相模原市から山梨県道志村に入り、やがて気がつくと、前にも後ろにも車がいなくなっていた。俺はワインディングを気持ちよく走り、道の駅「どうし」の駐車場にCB400SSを入れたのだった。

道の駅には数台のバイクが停まっていて、俺がCB400SSを停めた直後に二人連れのライダーが到着した。俺は自販機で温かい缶コーヒーを買って、飲みながら一服した。休憩中のライダー達は、みんな口を揃えて寒い寒いと言っている。一方俺はといえば、しつこいようだがまーったく寒くない。これはもう今日が暖かいのではなくて、ウェアのおかげで寒くないと判断してもよいのではないか?うん、そうだ。そうに違いない。なんだかとっても嬉しい。

道の駅「どうし」を後にしてさらに進み、突き当たりを右折して県道729号を走った。県道729号はすぐに山中湖北岸の道になり、道の左側、冬枯れした木々の隙間に山中湖が見え隠れしている。やがて林が途切れ、道のすぐ左側に山中湖の景観が広がった。

湖岸のパーキングにCB400SSを入れて休憩。富士山の姿が、低い雲に覆い隠されているのが残念だ。

県道729から国道138号を鋭角に右折し、少し進むと「紅富士の湯」の案内板があった。俺は案内板に従って左折したのだった。

午前8時20分。
出発から119km走って本日の目的地「山中湖温泉 紅富士の湯」に到着だ。
二輪置き場が見当たらなかったので、駐車場のすみっこの方にCB400SSを停め、上着を脱いでネットに括り付けた。グローブとメガネを突っ込んだヘルメットをヘルメットホルダーでロックし、振り分けバッグからお風呂セットを引っ張り出して入り口に向かった。

建物に入り、たたきのベンチに座ってブーツを脱いだ。ブーツが入るサイズの下駄箱がなかったので、下駄箱の上にブーツを置いて受付に向かった。
フロントのカウンターの前に立ち、ウェストバッグから財布を取り出していると、受付の男性が「回数券はお持ちですか?」と言った。
「いえ、持ってません」俺は愛想良く答えた。
「それでは、そこの機械で入場券を購入して下さい」受付の男性はそう言って、たたきに設置された券売機を指差した。
入って来るとき、券売機の有無はチェックしたつもりだったが、見逃していたようだ。俺は急いで下駄箱に戻ってブーツを手に持った。たたきのベンチに座ってブーツを履き、券売機で大人一人の料金700円の入場券を購入した。そして、またベンチに座ってブーツを脱いだ。ああ、めんどくさい。と、そのとき、受付のすぐわきに置いてあるサンダルが目に入った。俺みたいに、靴を脱いでから入場券を買う人の為に、サンダルが用意されていたのだ。えへへへへ(なにがえへへへへ?)

駐車場に停められていた車の台数から考えると、浴場はすいていた。俺はシャワーで体を流してから内風呂に入った。体を充分温めてから外に出て、露天風呂にゆっくり浸かった。ここの露天風呂からは、晴れていれば富士山が見えるはずだが、雲に隠れて見ることができなかった。

「紅富士の湯」にはサウナ、気泡の湯、露天風呂があり、別料金(700円)で岩盤浴もできる。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺などに効果があるらしい。

「紅富士の湯」を後にして国道138号のセルフスタンドで給油。川口湖インターから中央自動車道に乗った。ここに至って雲が減り、バックミラーに美しい富士山の姿が映っていた。

川口湖から大月ジャンクションまではガラガラ、本線に入っても混雑はなかった。順調に走って八王子の料金所を超え、石川パーキングで休憩。掻き揚げうどんを食べた。それにしても、サービスエリアの掻き揚げうどんは最高だ。黒々として甘辛いつゆといい、具よりころもの方がはるかに多い掻き揚げといい、俺の大好物だ。(どうでもいいから)

石川パーキングから先は車は多かったが、渋滞はしなかった。俺は高井戸で一般道に降り、国道20号から環七を左折し、我が麗しの足立区目差して走った。

午前11時30分。 出発から246km走って、無事に帰宅したのだった。

久しぶりの朝風呂ツーリングだ。今回は朝風呂に入ることだけを目的に、脇目もふらずに走った。とは言え、道志みちのワインディングや、山中湖の景色を充分楽しんだ。そして午前中に帰宅。早立ち早帰りの真髄を見た思いだ。(自分で言うなよ)

今回のツーリングで、山梨や長野方面の山道を越えるツーリングは暫しお預け。再開は来年の春以降、凍結の心配がなくなってからだ。今後は年末に予定している南房ツーリングを皮切りに、房総率が高くなる予定だ。


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