2009年9月20日(日)〜9月22日(火)
会津高原、甲子道路

目的地 会津高原、甲子道路
ルート
1日目 :  環七 → 国道4号 → 県道30号 → 国道400号 → 国道121号 → 国道289号「会津高原」 (229km)
2日目 :  国道289号「甲子道路」 → 国道6号 → 国道245号 → 県道63号 (246km)
3日目 :  県道63号 → 県道38号 → 国道6号 → 環七 (119km)
走行距離 594km

シルバーウィークだ。ゴールデンウィークにちなんでシルバーウィークなのか、敬老の日があるからシルバーウィークなのか、会社で議論になったわけだが、Wikipediaによればその両方らしい。命名の由来はともかく、なにしろ大型連休だ。9月の5連休は、この後6年後の2015年までないらしい。我々夫婦は20日(日)から22日(火)にかけて、2泊3日のツーリングにでかけることにした。

俺は混雑しそうな観光地、渋滞しそうな道は慎重に避けて計画を練った。そして決定した。一日目は会津西街道を抜けて会津高原を走り、二日目は去年開通した甲子トンネルを通って浜通りにでる。そしていわきから日立の海沿いを走るのだ。3日目はひたすら走って、道路が混雑する前に帰宅する予定だ。

前日の土曜日は、かみさんは仕事だったが俺は休みだったので、荷造りをしたり修理から戻って来たB+COMのバッテリーや、デジカメ2台と予備のバッテリーを充電してツーリングの準備を整えた。
この連休はものすごーくキャンプツーリングしたかったのだが、かみさんの希望で宿泊まりのツーリングとなったのである。


■■ 一日目 自宅〜塩原〜会津高原 ■■

4時起床。
この時期のツーリングは、ウェアが悩ましい。朝晩は寒いが、天気が良ければ日中は気温が高くなるからだ。バイクで長時間走る場合、ちょうどいい気温というのは滅多にない。大概暑いか寒いかのどちらかだ。今回俺は、Tシャツの上に革ジャンをはおり、荷物の取り出しやすい場所に薄手のジャケットと長袖のTシャツを入れておくことにした。

かみさんは、あーでもないこーでもないとファッションショーを繰り広げた挙句、長袖Tシャツの上に秋物のジャケットを着て、一応の決着を見た。かみさんは寒がりだ。俺は危険を感じ、かみさん用の防寒インナーを、やはり取り出しやすい場所に入れておくことにした。
準備完了。
ファッションショーに時間がかかったので、5時30分に自宅を出発した。

国道4号を北上して一時間程走り、道の駅「ごか」でトイレ休憩。予想通りツーリングに向かうバイクが沢山停まっていた。

引き続き国道4号を黙々と、B+COMでばか話をしながら走る。(黙々とじゃないじゃん)
我々夫婦が、走行中に交わす会話と言えば例えば、
「げげっ!今のハーレーTシャツだったぞ!」
「うそーーーー!」
とか
「あ!山田うどんだ!」
「ほんとだー」
といった具合だ。山田うどんの、どこが珍しいのかは分からない。

いや、しかしいい天気だ。こんな快晴のツーリングは超久しぶりだ。国道4号の下り車線には、ツーリングに向かうバイクが沢山走っていて、沿道のコンビニには必ずバイクが何台か停まっている。

矢板のあたりで県道30号に入り国道400号を左折して、道の駅「湯の香塩原」で休憩。

箒川沿いの道を走って塩原温泉郷を超え、国道400号から国道121号に入った。道は渓谷沿いの爽やかな道から、山間の明るい道になった。

山王トンネルを越えて福島県に入り、道の駅「たじま」で昼食。売店でそばを買って、食べた。ここの売店のそばは使い捨ての容器に入っていて、ツユは駅前の立ち食いのような感じだ。にもかかわらず手打ちで、これがまたうまい。奥会津はそばの名産地なのだ。
道の駅「たじま」を後にして国道121号を北上。道程は既に会津高原に差し掛かっている。このままだと、もうすぐ宿に着いちゃうので、奥会津博物館・郷土資料館ていうのに寄ってみた。が、しかし、有料でしかも、ブーツを脱がなくてはならないので、入るのをやめにした。

ここの施設は同じ敷地内にキャンプ場(うさぎの森オートキャンプ場)と交流館がある。この日交流館では「フォークダンスコンテスト」が開催されていた。オクラホマミキサーやマイムマイムの一体何を競うというのか・・・、謎だ。
キャンプ場は広くてきれいだ。フリーサイトは芝の広場や林間で、テント一張り500円プラス大人一人300円。今度来てみよう。

コンビニで宿で食べるおやつを購入し、国道121号から国道289号を左折。
広々として気持ちのいい景色の中を進んだ。

会津高原の景色は美しい。
道の両側には黄金色に色づいた広大な田園が続き、その向こう側をなだらかな隆起の里山が取り囲んでいる。
日本の田舎の、正しい姿って感じだ。
我々夫婦は道端にCB400SSとビラーゴを泊め、景色を眺めながら休憩した。

時刻は14時。もう本日の宿までほんの少しだ。俺は宿に電話して、チェックインできる時間を確認してみた。すると受付のおねえさん(多分)が、「チェックインは一応15時からですけど、早く来てもらってもいいですよ」と言った。
俺は「それじゃあこれから向かいますので、多分30分以内に到着します」と伝えて電話を切り、我々夫婦はそそくさと宿に向かった。時間は早いが、出発から既に8時間30分経過している。好天とはいえ、道中は思いの他寒かったし、我々夫婦(特にかみさん)は風呂に浸かって寛ぎたいモードになっていたのだ。

午後2時30分。
本日の宿泊地「会津高原リゾートイン台鞍」に到着だ。

ホテルの前にCB400SSとビラーゴを停め、俺はホテルのロビーに入って行った。
受付で呼び鈴を鳴らすと、奥から係りの女性が出てきて「いらっしゃいませ」と言った。
「バイクなんですけど、どこに停めればいいですか?」ときくと、
係りの女性は「今どこに停めてるんですか?」と言った。
俺は受付の脇の窓を指差して言った。「一応その前に停めてますけど」
係りの女性と一緒に窓のところに行って、ホテルの前を見てみるとかみさんが、CB400SSに括り付けたコンビニの袋から、お菓子を引っ張り出してぽりぽりと食べていた・・・・
女性は「ちょっと待って下さい」と言って一旦奥にひっこみ、すぐに出てきて
「外階段の下にスペースがありますので、そこに停めてください。そこなら雨風が防げますので」と言った。
俺は、「ありがとうございます、バイク停めてから来ます」と言ってバイクの場所に戻った。

受付の女性が言っていた場所はすぐに分かった。
指示された場所には、その手前に段差があった。かみさんが「だいじょうぶかなー」とビビッていたので、「俺が入れてやるよ」というと「いい。自分でやる」と言った。

俺とかみさんはCB400SSとビラーゴのエンジンを始動し、スルスルと移動した。まず俺が慎重に段差を超え、外階段の脇の狭いスペースにCB400SSを突っ込んだ。続いてかみさんだ。かみさんは、狭いスペースの正面、段差と直角になるようにビラーゴの角度を調整した。顔が険しくなっている。
「大丈夫か?」
「大丈夫」
かみさんはアクセルを煽った。ブォンブォン!
ビラーゴはちょっと動いて段差の前で止まった。
・・・・・・・・・
「俺がやってやろうか?」
「大丈夫」
再びかみさんがアクセルを開いた。
ブォン!
ビラーゴはちょっと動いて止まった。
・・・・・・・・・
かみさんが言った。「やっぱり怖い」
俺はかみさんと運転を変わり、ビラーゴをちょっとバックしてからアクセルを開き、慎重に段差を超えて狭いスペースにビラーゴを入れた。

我々夫婦はCB400SSに括り付けた荷物を降ろし、手分けして持ってチェックインしたのだった。

部屋に入って缶コーヒーを飲みながら休憩。
かみさんは、さっそく道の駅「たじま」で買った、茹でたとうもろこしをぽりぽりと食べた。

「会津高原リゾートイン台鞍」は台鞍スキー場と併設されるホテルで、窓の外はすぐゲレンデだ。我々夫婦が泊まった部屋は、最大4人まで宿泊できるツインで、夕食朝食付きで一人一泊9,450円。部屋はきれいで広いし、風呂は温泉だし、結構リーズナブルだと思う。

で、風呂だ!
ここのお風呂は15時から入浴可能だ。我々夫婦は15時ぴったりに行ったので、もくろみ通り貸切だ。俺はまず洗い場で体と頭を洗い、湯船に体を沈めた。明るい時間帯の風呂は、ほんとに気持ちいいなあ!

自動販売機でビールを買い、ロビーの売店でポテトチップを買って部屋に戻った。窓を開けて高原のひんやりとした空気を楽しみながら、ポテトチップをつまみにビールを飲んだ。かみさんもすぐに風呂から帰ってきて、宇都宮のコンビニで買った噂のレモン牛乳を飲んだ。そして「まずい!」と言った。俺も一口飲んでみたらほんとにまずかった。

風呂上りのビールを飲んで、昼寝したらすぐに夕食の時間になった。我々夫婦は宿の食堂に行き、バイキング形式の夕食を楽しんだ。奥会津はそばの名産地だ。料理のなかにそばがあったので食べてみたが、道の駅「たじま」で食べたそばほど美味しくなかった。残念。

食事を終えて部屋に戻り、テレビを見ながらのんびりした。ローカルの天気予報によれば、明日の福島県は全域に渡って晴れのち曇りだ。浜通りには強風波浪注意報がでている。明日は甲子トンネルを越えていわきに出て、太平洋側を南下して茨城に入る予定なので、強風を覚悟しなくてはならない。

■■ 二日目 ■■

5時起床。朝風呂に入って部屋に戻り、7時30分からの朝食前に出発の準備を整えた。食堂でモーニングビュッフェを食べ、部屋で少し休んで8時過ぎにチェックアウト。昨日に引き続き快晴だ。

外階段の脇の狭いスペースからCB400SSとビラーゴを押し出し、荷物をバイクに括り着けた。
出発前のバスツアーのお客さんと会話したところによると、昨日はどこへ行っても混んでて大変だったらしい。我々夫婦はずーっと下道だったし、観光地らしい観光地には行かなかったので、わずらわしい思いをしないで済んだが、途中で寄った道の駅の混雑を考えると、やっぱり相当行楽客が出ているのだろう。
バスツアーは今日、日光を観光して関越で東京に戻るらしいが、きっと大混雑することだろう。今日の我々夫婦はいわきの小名浜で昼食予定だ。小名浜はいわきではメジャーな観光地なので、やはり大混雑するかも知れない。注意が必要だ。

出発準備が整った。我々夫婦は8時30分に「会津高原リーゾートイン台鞍」を後にしたのだった。

朝の国道289号。色付いた田んぼが、きらきらと輝いていて美しい。
道端にバイクを停めて休憩していると、道の横を3両編成のローカル電車が、のどかな感じで通り過ぎていった。

国道289号は会津田島駅のあたりで国道121号と合流し、すぐに工事のために通行止めとなった。我々夫婦は案内表示に従って県道347号に迂回し、そのまま進んで国道289号を右折した。この辺りの国道289号は開放的な山道だ。我々夫婦は穏やかに高度を上げつつ進んだ。すでにこの辺は甲子道路だ。多分。

少し走ると右側に道の駅「下郷」があったので入ってみた。本日一回目のトイレ休憩だ。道の駅では甲子トンネル開通1周年の催しをやっていて、駐車場はほぼ満車だ。我々夫婦は2輪置き場にCB400SSとビラーゴを停め、トイレを済ませ、芝の広場にいた羊?(うん羊だ。多分)を見物して出発した。

道の駅を出て4km程走ると、去年開通したばかりの甲子トンネルに差し掛かった。 甲子トンネルは国道289号の自動車通行不能区間(南会津郡下郷町から西白河郡西郷町)を結ぶべく2003年に着工され、2006年8月に貫通、2008年9月に開通したトンネルで、長さは4,345mだ。
このトンネルができるまでは、登山道が国道となっていて、甲子峠を越える登山道に国道の標識があったらしい。

今日はいい天気だが、気温が低い。なので日陰を走ってるとすごーく寒い。
トンネルの中はきっと冷えるんだろーなーと、覚悟を決めて突入したが、予想に反して外より暖かかった。そう言えば北海道でも、外気よりトンネルの中の空気の方が暖かいところがあった。場所によって、冷えるトンネルと暖かいトンネルがあるのだ。不思議だ。

甲子トンネルを抜けて、西白河郡西郷町に出た。すこし進むと道の左側に展望台があった。俺はB+COMで「寄って行こう」とかみさんに伝え、我々夫婦は展望台の駐車場にCB400SSとビラーゴを停めた。

ここの展望台から見える景色は絶景だ。
我々夫婦はベンチに座り、太陽光で体を温めつつ眼下に広がる風景を眺めたのだった。

白河の辺りで国道4号を超え、阿武隈高地に差し掛かった。コーナーが連続する山道となり、かみさんがB+COMで「前走らせて」と言った。俺はCB400SSを左に寄せてスピードを落とし、かみさんを先に行かせた。かみさんはスピードを上げ、下りの連続するカーブを喜々として抜けて言った。急な勾配とタイトなコーナーが連続する山道だ。俺は気が気ではなく、「もっとスピード落とせ!」「対向車に気をつけろ!」と指示を送った。やがて先行車に追いつき、かみさんは追い越したそうにしていた。俺はB+COMで「もうだめ!後ろ走れ」と言って前に出た。ああ、ドキドキした。かみさんはトンネルとかUターンは怖いくせに、峠は怖くないらしい。

いわき市に入り国道6号を左折。少し進むと小名浜港方面の道路標示があったので、それに従って右折。昼食のために小名浜港に行ってみた。しかし、やっぱりだ。小名浜は何処もかしこも大混雑で、マリンタワーの方に進む道は渋滞している。作戦変更!
我々夫婦は小名浜の昼食を諦め、国道6号に戻って茨城方面に進んだ。福島県いわき市から茨城県北茨城市に入るとCOCOSがあった。(またファミレスかよ)
時刻は午後2時。THE POOR アンド POOR'S WIFE は空腹だ。(まただよ)
我々夫婦はおもむろにウィンカーを出してCOCOSの駐車場に入り、ようやっと昼食にありついたのだ。

引き続き国道6号を南下。高萩市に入ったあたりから道がだんだん混んできたので、日立のあたりで国道245号の分岐を左に入った。

海沿いのバイパスを走る。
空には予報通り薄い曇が一面にかかり、太陽が隠れているあたりの空がもわーっとした感じの光を放っている。風が強く太平洋の波が荒い。なんとなく凄みのある光景だ。

大洋村の原発、日立海浜公園を越えて県道63号を右折。コンビニで本日の夕食を買った。今日の宿は朝食のみのプランなのだ。

午後5時。会津高原を出発してから246km走って本日の宿泊地、ひたちなか市の「ホテルクリスタルパレス」に到着だ。

我々夫婦はホテルの前にCB400SSとビラーゴを停めた。すると、ホテルの従業員と思しき黒服の男性が近づいて来た。
俺が「宿泊なんですけど」と言うと、黒服の男性は右手を上げてCB400SSとビラーゴの向いている方角とは反対側のホテルの角を指し示した。そして「そこの角を曲がって下さい」と言った。
曲がった後どうするのか分からず、俺が「?」っていう顔をしていると黒服の男性は「バイクを停める場所にご案内しますので」と言った。俺とかみさんは駐車場のスペースを使ってユーターンした。ホテルの角に先ほどの男性が立っていて、進むべき方向を指し示している。そちらの方向に左折するとホテルの脇に、今度は女性の従業員が行儀良く立っていた。そして厳かに右手を上げ、バイクを停める場所を指し示した。我々夫婦は指示に従って進み、車寄せの脇の屋根のあるスペースにCB400SSとビラーゴを駐車したのだった。
バイクでホテルに泊ると、こんな感じで屋根つきの、いたずらされにくい場所に停めさせてくれる確率が高い。ありがたいことだ。

俺は焦ってゴムロープを解き、CB400SSから荷物を降ろした。それと言うのも、従業員の女性が荷物を運ぶべくその場所で待機していたからだ。荷物を降ろし終わると、「ご予約のお名前伺っていいですか?」と言われた。 「○○○○です」俺はフルネームを答えた。
「それではこちらへどうぞ、お荷物お持ちします」
「いや、重いからいいです」俺は丁重に断り、自分で荷物を持った。我々夫婦は従業員女性の後についてロビーへ向かった。従業員の女性は歩きながら無線インカムでフロントに「○○○○様2名様ご到着です」と告げていた。

チェックインを済ませると先ほどの従業員女性が近づいて来た。
「お部屋にご案内します。荷物お持ちしますよ」
「いや、だいじょうぶです」俺は再び断った。
「それではこれだけでも」従業員女性は俺のヘルメットを持って我々夫婦の前を進み、「バイクで旅行なんて格好いいですね」と言った。なんか嬉しかった。(無駄な説明なげーよ!)

我々夫婦は部屋に入って荷物を降ろし、ツーリング用の衣服を部屋着兼パジャマに着替えて寛いだ。

ホテルクリスタルパレスはツインルームの朝食付きで大人一人7,875円(楽天とラベル)だ。
場所はひたちなか海浜鉄道湊線の金上駅の近くで、窓から見える景色は地方の市街地だ。
立地はあまりよくないが、値段の割には豪華な感じで、サービスも良い。

ここの大浴場(というほど広くはない)は、意外なことに温泉だ。
泉質は炭酸カルシウム塩化物泉。あせも・荒れ性・冷え性・しもやけ・しっしん・リウマチ・うちみ・くじき・肩こり・腰痛・神経痛・疲労回復・痔等に効果があるらしい。

風呂から上がり、コンビニで買ってきた食べ物とホテルの自販機で買ったビール(かみさんはジュース)で夕食をとり、テレビでHEY HEY HEYを見ながら寛いだ。我々夫婦はAIのSTORYを聞いて感動したのだった。(どうでもいいって)

■■ 三日目 ■■

5時30分起床。
出発の準備を整え、ホテルのレストランに朝食に向かった。朝食の時間は6時30分からなので、6時30分ぴったりに行き、空いているレストランでモーニングビュッフェを食べた。

食事を終えて部屋に戻り、荷物を持ってチェックアウト。
7時30分にホテルクリスタルパレスを出発した。

昨日、テレビで高速道路の大渋滞のニュースが流れていた。そのニュースによれば、この連休のUターンラッシュは今日になるらしい。我々夫婦は下道で帰るというものの、高速道路が渋滞すれば下道も混雑するにちがいない。
というわけで、大洗の市場に寄って魚を買って行くという案は却下され、一目散に帰ることにしたのだった。

県道63号から県道38号を右折。暫く進むと、市毛十字路で国道6号に出た。奥久慈方面に行くときはいつも、国道6号を東京方面からきて左折する交差点だ。我々夫婦はこれを左折して、東京方面に向かった。

昨日と一昨日は、長時間走っているとそうとう寒かったが、今日は大分気温が高いようだ。B+COMのスピーカーからかみさんの「寒い、寒い」って声が聞こえてこないことからもそれと分かる。

牛久市のセルフスタンドでCB400SSとビラーゴのタンクを満タンにし、コンビニでトイレ休憩。引き続き国道6号を一気に走った。10時過ぎに新葛飾橋を渡って東京都に入った。金町近辺は既に混雑していたが我慢して進み、環七を左折した。

午前11時。今日ひたちなか市のホテルクリスタルパレスを出発してから119km、二日前に自宅を出発してから594km走って無事帰宅したのであった。


福島県の会津高原近辺は、観光する場所はあまりないが、のんびりツーリングするには最高の場所だ。
二日目に走った、国道289号の奥会津から白河までも、すさまじく気持ちよかった。大型連休にも関わらず車は少ないし(バイクは沢山走っていた)、景色は広々として開放的だし、よく整備されていて走りやすいし、是非また走ってみたい道だ。

9月の中旬だっていうのに、さむーいツーリングであった。一日目、二日目は全国的に寒かったようで、北海道の旭川近辺では氷点下になったらしい。三日目は大分暖かくなり、東京に入るころには革ジャンでは暑いくらいだった。っていうか、これが普通だ。多分。


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